電話の最初のひと言で、誰からか分かる。留守番電話に残った声を、なんとなく消せずにいる。声は、顔と同じくらい——ときには顔よりも——その人らしさを覚えているものかもしれません。
そして、話すことが少しずつ難しくなる日は、病気や加齢とともに、誰にでも訪れうるものです。特別な誰かの話ではなく、わたしたちみんなの話です。だからこの記事は、不安を煽るためではなく、「いまのうちにできることが、ひとつある」ということを静かにお伝えするために書いています。
声を残すというと、長い録音や特別な機材を思い浮かべるかもしれません。KOEでは、数秒の録音から声のクローンを作れます。何日もかけて準備する必要はなく、調子のいい日の、ふだんどおりのひと言で足ります。作った声は、あとからテキストを打てば、その声で読み上げてくれます。
残した声は、しまい込むだけのものではありません。
これがあれば何もかも安心、というものではありません。ただ、「声で伝える」という選択肢がひとつ、手もとに残ります。
ご家族の声を残したいと思ったときも、まずご本人に話して、気持ちを確かめてください。KOEは、ご本人の読み上げによる同意確認を経ていない声は合成しない設計(同意ゲート)になっています。仕組みがそうなっている、ということ以上に——声を残すという行為そのものが、本人の意思から始まるものであってほしいと、わたしたちは考えています。
「あなたの声を残しておきたい」という会話は、少し切り出しにくいかもしれません。でもそれは、その人の声が好きだという話でもあります。急がず、その人のペースで。
いつか、で構いません。数秒あれば残せる、ということだけ、どこかで覚えていてもらえたら十分です。
🎙 声を送る
3秒でもOK。いま聞いてる放送に、あなたの声が乗ります。